厳しい水際対策が功を奏し、新型コロナウイルスの封じ込めに成功しているマカオ。
中国の観光ビザ発行再開が決定し、これからの動きに目が離せません。
マカオ周辺エリアの動きと日本の旅行会社のツアー状況、マカオ航空の運航状況についてまとめました。
年内の海外旅行再開は難しそうですね。
※情報は2020年8月12日現在のものです。1MOP（マカオパタカ）＝約13.5円
- 現在のマカオのコロナ状況
- 日本からの渡航状況
- 香港との往来状況
- 中国との往来状況
- 外務省危険情報（7/21更新）
- JTB（8/11更新）
- HIS（8/11更新）
- 日本旅行（7/27更新）
- 近畿日本ツーリスト（7/30更新）
- クラブツーリズム（8/3更新）
- 阪急交通社（8/11更新）
- マカオ航空（8/14更新）
- 今後の状況を見守ろう
現在のマカオのコロナ状況
現在マカオで新型コロナウイルスにかかっている人はいません。
累計46名の陽性者がいましたが、すでに全員回復、退院しています。
院内感染や死亡例も0です。
マカオの夏は蒸し暑いですが、「暑いからマスクをしない」という話を聞いたことはないです。
老若男女問わず、それぞれが感染防止に努めています。
街中で、マスクなしの人を見る機会はほとんどありません。
マンションの出入りや交通機関の利用、買い物なども、マスクなしでは断られることがあるため、マスク着用という習慣が浸透しています。
マカオでは使い捨てマスクの有料配給（30枚24MOP、約320円）があるため、布マスクよりも使い捨てマスクを利用している人が多いです。
私も昼間は、マスクの下に汗をびっしょりかきながら外出しています。
感染拡大防止対策
- マスク着用の徹底
- エレベーターや客室など、施設の徹底したこまめな消毒
- 手指消毒液の設置
- レストランなど建物に入る際には検温の徹底
- スターワールド、ギャラクシー、チームラボ、宴会場、公共施設など、場所により検温に加えて「マカオ健康コード」の提示義務
- カジノでは検温、「マカオ健康コード」提示に加えて、7日以内発出のPCR検査陰性証明書提示義務
- ビュッフェレストランでは、マスクをつけて食事を取りに行く、オーダーバイキングに置き換えるなどの工夫
隔離用ホテルとして使われていたグランドラパや、サンズコタイセントラル（シェラトンが該当）は、すでにしっかりとした感染症対策マニュアルが運用されているのか、目に見える形で気を遣っていると感じました。
ラルク（L’Arc）ホテルや、香港のホテルであるギャラクシー、スターワールドなどのホテルでは、入館時にマカオ健康コードの提示が必要です。
感染症を持ち込ませないという、強い意志を感じます。
日本からの渡航状況
マカオで新型コロナウイルス感染が発覚した患者の99％は、外国からの輸入例だったため、現在マカオでは外国人の入境を禁止しています。
日本人がマカオ観光に来られるのは、もう少し先のことになりそうです。
いずれにせよ、外務省の感染症危険情報のレベルが下がるのを待つほかありません。
香港との往来状況
香港は最近感染者数が増えていることから、往来には
- 24時間以内のPCR検査陰性証明書の提示
- 入境後14日間の隔離
という条件が課されます。
実質上のロックダウンで、よほどの理由がないと行き来する人はいません。
中国との往来状況
中国も状況が安定していることから、往来の規制が緩和されつつあります。
中国本土とマカオを行き来するには、
- 検温
- 7日以内発出のPCR検査陰性証明書
- 中国およびマカオの健康コード提示
が必要ですが、14日間の隔離は免除されています。
また、観光ビザ発行の許可が段階的に下りることがきまっており、スケジュールは以下の通りです。
- 8/12～珠海市
- 8/23～広東省
- 9/23～中国全土
これに伴い、カジノでは感染拡大防止のため、一段階上の防疫措置を取り始めています。
検温とウェブ上での健康報告の提示に加え、新たに入場時に1週間以内発出のPCR検査陰性証明書を提示することを義務付けました。
実は現在でも毎日7万人ほどの往来がある、マカオと中国広東省珠海市の国境。
観光ビザが発行されることで、誰でもマカオに旅行できるようになり、第3波は訪れるのか？
今後の動きを注意深く見守る必要があります。
外務省危険情報（7/21更新）
外務省は、現在世界各国に感染症危険情報レベル2～3を出しています。
香港・マカオを含む中国全土に対しては、レベル3の渡航中止勧告を継続中です。
外務省の危険情報が引き下げられるまでは、海外旅行は難しいでしょう。
レベル３：渡航は止めてください。（渡航中止勧告）（継続）
JTB（8/11更新）
■ ルックJTB等募集型企画旅行にお申込みのお客様
ルックJTB等募集型企画旅行につきましては、以下の通りツアーの催行を中止いたします。
・2020年９月30日出発分までのツアーの催行を中止
全ての国・地域
催行を中止するツアーにつきましては取消料を収受いたしません。
※催行中止決定前のお取消しにつきましては、規定どおり取消料を収受させていただきます。
※10月１日出発分以降の催行につきましては、決定次第ご案内申し上げます。
HIS（8/11更新）
［ツアーキャンセル］
◎パッケージツアー（Ciao）、海外航空券＋ホテル（募集型企画旅行）
・対象出発日：～2020年9月15日 日本出発まで
－全ての国・地域
◎添乗員同行型ツアー（impresso）
・対象出発日：～2020年10月31日 日本出発まで
－全方面
※上記ページには、海外航空券の取り扱いや返金の流れ、キャンセルサポート保険についても記載があります。
日本旅行（7/27更新）
【催行を中止するツアー】
募集型企画旅行の下記ツアー
募集型企画旅行：ハワイ、ミクロネシア、アジア方面
2020 年9 月15 日（火）出発分まで催行中止といたします。
上記期間のツアーの取消に関する取消料は収受いたしません
※上記以降の出発分については8 月11 日（火）までにご連絡申し上げます。
危険情報の引き下げが実施されたりした場合には、催行中止と発表したツアーを再び実施することがあります。
近畿日本ツーリスト（7/30更新）
【アジア諸国を訪れるすべてのツアー】 7/30更新
2020年9月30日までの出発 ⇒ 催行中止
＜対象国・地域＞
中国（香港、マカオ含む）、台湾、韓国、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、カンボジア、マレーシア、ミャンマー、モルディブ、インド、スリランカ、ネパール、ラオス
クラブツーリズム（8/3更新）
■2020年9月30日出発までの全ての海外ツアーを中止
※10月1日出発分以降の催行につきましては、決定次第ご案内申し上げます。
＜取消料について＞
2020年9月30日出発分までの全ての海外ツアーは、催行中止のため取消料は収受致しません。お申込み済のお客様へは弊社から順次ご連絡させていただきます。
※尚、催行中止決定前のお取消につきましては、規定通りの取消料を収受致します。
阪急交通社（8/11更新）
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海外ツアー全方面
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2020年9月30日出発まで海外ツアーを中止
※上記以外は改めてご連絡いたします。
-
マカオ航空（8/14更新）
旅客便運航について
運航日
便名
出発時間
到着時間
8月6、13、27日
NX861
成田発
16:00
マカオ着
20:05
搭乗資格：
（1）有効なマカオID（澳門居民身份證）保持者であること。
（2）出発7日以内のPCR検査陰性証明書(英文)があること。
※マカオ行のみ(マカオ国際空港での乗り継ぎ不可)。
運航日
便名
出発時間
到着時間
8月27日
NX862
マカオ発
9:30
成田着
15:00
その他の便は欠航。
▶▶▶上記欠航便に関しての返金、変更手数料は免除致します。
【返金について】
・払い戻し手数料は免除いたします。
・弊社公式サイトでのご購入のお客様はマカオ航空コールセンターへお問い合わせ下さい。
(現在多くのお問い合わせをいただいておりコールセンターに繋がりにくい状態となっております。)
・購入先が旅行代理店の場合は旅行代理店へお問い合わせをお願いします。
【変更について】
・変更手数料は免除いたします。
・同一区間の弊社便への振替ご希望のお客様は本社ウェブサイトにてお手続きお願い致します。
・もしくはマカオ航空コールセンター、ご購入先の旅行代理店にて変更お願い致します。
・予約の変更は1回のみ、以下の条件で承ります。
-変更後の、ご予約の可否はフライトの空席状況によるものとします。但し、新しい予約には各運賃規則が適用されます。除外日、適用フライト、適用されるシーズナリティ等により差額が生じる場合は、別途徴収いたします。
※航空券の変更/払い戻しは発券日から1年以内のご連絡にて承ります。
・欠航証明書について
欠航証明書の発行は本社ウェブサイトにて発行申請お願い致します。
(発行にはお時間を頂戴しております。)
マカオ航空では、感染予防に関する取り組みを行っています。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
今後の状況を見守ろう
7月は日本でも感染者が多かったですね。
マカオは、中国本土から観光客が入ってくる来月以降、感染が拡大するか阻止できるかの節目になると思います。
全員にPCR検査が義務付けられているので、徹底して病気を持ち込まない態勢でこのまま少しずつ周辺国と旅行ができるようになっていくといいなと思います。
これからも、気を抜かず感染防止対策を続けましょう。
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