マカオ世界遺産東方基金会で開催「世界報道写真展2019」

世界報道写真展2019が、マカオの世界遺産カーサ庭園で開催されています。

世界の報道現場から寄せられた、胸を打つ写真の数々を無料で鑑賞できるチャンスです。早速見に行ってきたので紹介します。

 

 

世界報道写真展とは

マカオ World Press Photo

 

世界報道写真展は、ドキュメンタリーと報道写真の展覧会です。オランダのアムステルダムに世界報道写真財団が誕生した翌年、1956年に始まりました。

日本では東京で6月に始まり、8月に大阪、9月に滋賀、今週からは京都、11月は大分と国内5か所、約半年間に渡って開催されている歴史と人気のある写真展です。

129か国4,738人にわたる写真家の、78,801点の応募作品の中から選ばれた入賞作品は、世界の今をリアルに切り取っており、どれも見る者の心に迫ります。

 

世界報道写真展2019の感想

世界報道写真展2019 マカオ

 

今年の大賞作品は、移民問題に焦点を当てた、子供が泣いている写真でした。普段は意識していない、戦争や移民、麻薬、貧困、疫病、ジェンダー、選挙など、世界中で様々な問題に向き合う人々の生きざまを目の当たりにすることができました。

目を背けられない、厳然たる事実がそこにある。私はなんて平和で幸せな暮らしをしているんだろう。

そう思わずにいられない写真が多く、写真好きの方はもちろん、海外旅行の好きな方や、世界を知りたいと思っている方にぜひ見てほしい写真展です。

痛ましい写真だけではなく、文化やファッションを切り取ったポートレート部門や、癒される自然・動物部門、感動を呼ぶスポーツ部門もあります。

テニスの大坂なおみさんの写真もありましたよ。

カーサ庭園は観光客の少ないエリアです。私も、鳥の鳴き声を聞きながら静かにじっくりと作品を鑑賞できました。全ての写真を見るのにかかった所要時間は、約45分でした。

日本では有料の展覧会も、マカオでは無料で観覧できるのが嬉しいですね。

イベント情報

カーサ庭園 マカオ

 

開催期間:開催中~10月21日まで 月曜休み

時間:10:00〜19:00

場所:カーサ庭園(東方基金会)

住所:澳門白鴿巣前地13號

入場無料・館内撮影禁止

 

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アクセス・行き方

 

マカオ 東方基金会

徒歩で

カーサ庭園は、世界遺産聖ポール天主堂跡から徒歩5分の場所にあります。

ここは世界遺産エリアに含まれており、周辺には結婚の神様・聖アントニオ教会や、マカオ唯一のプロテスタント墓地、東西文化の交流地点カモンエス広場など、見どころがたくさんあります。

マカオ最古で最大の公園の1つ、カモンエス公園を散策するのも気持ちがいいですよ。

 

タクシーで

タクシーなら「白鴿巢公園」と書いて渡すか、地図やガイドブックを見せて伝えるのが確実です。

コタイ地区からは150MOP(約1,950円)、マカオ半島からなら75MOP(約980円)以内で到着するでしょう。

ガイドブックは、地球の歩き方がおすすめです。

 

世界で起きている出来事に目を向けよう

日本では10月に消費税の増税が実施しました。香港ではデモが続いています。世界報道写真展は、世界中で日々私たちの想像を超える出来事が起きていることを実感させられるイベントです。

会場は世界遺産観光のついでに立ち寄れる便利な場所にありますから、ぜひ足を運んでみてください。

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