世界中で新型コロナウイルスの感染が広がっていますね。
マカオの感染状況は、一体どのようになっているのでしょうか。
現地からお伝えします。
※情報は2021年1月19日現在のものです。
マカオは抑え込みに成功
マカオは290日以上連続で、無症状者を含む市中感染の報告がありません。
外国からの帰国者の陽性発覚は、200日以上ありません。
これまで累計で46名の感染者がいましたが、すでに全員快復して退院済みです。
死者0、院内感染0と、優秀な結果を残しています。
マカオは厳しい水際対策が功を奏し、抑え込みに成功しました。
春節イベント中止
2月12日に元日を迎える旧正月のイベントについて、毎年恒例の花火・爆竹エリアの設置や、春節準備の年宵市場の開催中止が決まっています。
昨年は春節パレードなどが中止となりましたが、これらは昨年は楽しめたイベントだけに、今年の中止は残念です。
厳しい水際対策
2020年3月から、日本人を含む外国人は入境禁止となりました。
日本よりも10か月早く鎖国を行ってきました。
変異種対策
これまで2週間だったマカオ入境後の自費による強制ホテル隔離は、変異株の流行により期間が1週間延長され、3週間となりました。
PCR検査について
マカオでは、2021年1月4日～10日までの1週間で、9万件以上のPCR検査を実施しています。
飲食店やホテル、カジノ、学校職員、ドライバー、ガイドなどは毎週PCR検査を受けることが義務付けられています。
中国マカオ間の往来
状況が落ち着いているため、2020年9月からはPCR検査陰性証明の提示により、マカオ含む中国人の中国本土とマカオ間は、隔離なしで行き来が自由化されました。
中国人観光客が増えたことで、現在観光業は少しずつ回復しています。
最近では大型観光バスを見かけることも増えました。
香港マカオ間の往来
香港マカオ間の隔離なしでの往来はまだ先が見えません。
3月31日まで、当面は入境するたびに14日間の隔離が義務付けられます。
外務省海外安全情報（10/30更新）
感染状況が落ち着きつつある国・地域もあることから、各国・地域における感染状況、移動制限の緩和や経済回復に向けたビジネスニーズ等、様々な要素を総合的に勘案し、９か国・地域（注）について、既に発出している感染症危険情報をレベル３（渡航は止めてください。（渡航中止勧告））からレベル２（不要不急の渡航は止めてください。）に引き下げます。
危険度
レベル２：不要不急の渡航は止めてください。（レベル引き下げ）
（アジア）韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国（香港、マカオ含む）、ブルネイ、ベトナム
（大洋州）オーストラリア、ニュージーランド
出典：各国に対する感染症危険情報の発出／外務省海外安全ホームページ
10月から、変更はありません。
日本マカオ間の往来について
新型コロナウイルスの変異種の感染拡大を受けて、海外からの受け入れ条件が
変更されています。
１月１４日午前０時（日本時間）以降に入国するすべての者に対して
- 入国時に14日間の公共交通機関不使用
- 14日間の自宅又は宿泊施設での待機
- 位置情報の保存
- 保健所等から位置情報の提示を求められた場合には応ずること
１月９日午前０時（日本時間）から同解除宣言が発せられるまでの間
- すべての入国者に対し、出国前72時間以内の検査証明の提出を求める
- 入国時の検査を実施
- 検査証明を提出できない者に対しては、検疫所長の指定する場所（検疫所が確保する宿泊施設に限る。）での待機を求める
- 入国後３日目において、改めて検査を行い、陰性と判定された者については、位置情報の保存等（接触確認アプリのダウンロード及び位置情報の記録）について誓約を求める
- 検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の自宅等での待機を求める
日本からマカオ入境は可能？
引き続き日本人を含む外国人は、入境禁止です。
マカオIDを持つマカオ居民に限り入境可能ですが、マカオへ入る際に
- 7日以内に発出されたPCR検査陰性証明書の提示
- 21日間のホテル隔離
が必要です。
マカオ政府は「マカオ入境を許可するのは130日以上新規感染者の出ていない地域に限る」と発表しています。
日本がこのリストに入れるのは、もう少し時間がかかりそうです。
コロナ０を実現しており、人口密度の高いマカオでは、感染爆発の懸念から他地域にも同レベルを求めているため、現段階ではまだ難しいといった印象です。
外国人のマカオ入境申請について
12月1日より、重要な理由があり外国人がマカオ入境したい場合、申請をすることができます。
条件は2つ。
- 21日間以上中国本土に滞在していること
- 家族に再会またはマカオと密接な関係があること
現在中国本土で、マカオに住む家族と離れ離れに暮らしている方は、家族に再会することができるという措置です。
1月18日までに認可を取得したのは128人で、150人が不認可となりました。
今日本で生活しているという場合は、残念ながら当てはまりません。
観光旅行ができるまで、もう少し時間がかかりそうです。
マカオ航空（1/18更新）
現状,、マカオと日本をつないでいるのは、直行便のマカオ航空です。
1月は21日の往復のみ、2月は全便欠航となっています。
|
1月21日 |
NX861 |
成田発 |
15:30 |
マカオ着 |
20:05 |
|
NX862 |
マカオ発 |
09:10 |
成田着 |
14:30 |
搭乗資格：
マカオへの入境
有効なマカオID（澳門居民身份證）保持者であること。
出発時刻（乗り継ぎの場合、最初の航空機出発時刻）より72時間以内に発行された陰性証明書。
（2021年1月13日より適用）
※マカオ行のみ(マカオ国際空港での乗り継ぎ不可)。
※ご搭乗の際はマスクの着用が必要。
日本への入国
出発日より72時間以内に検査を実施したPCR検査陰性証明書(英文)の所持があること（発地によっては検査日の厳しい条件が適用される可能性がある）。
※ご搭乗の際はマスクの着用が必要。
詳しくは日本外務省ホームページ 及厚生労働省ホームページにてご確認ください。
出典：2021年1月1日～31日の旅客便運航状況について（1/14更新）
JTB（12/22更新）
■ ルックJTB等募集型企画旅行にお申込みのお客様
ルックJTB等募集型企画旅行につきましては、以下の通りツアーの催行を中止いたします。
・2021年２月28日出発分までのツアーの催行を中止
全ての国・地域
催行を中止するツアーにつきましては取消料を収受いたしません。
※催行中止決定前のお取消しにつきましては、規定どおり取消料を収受させていただきます。
※３月１日出発分以降の催行につきましては、決定次第ご案内申し上げます。
出典：新型コロナウイルス感染症発生に伴う当社海外旅行の取り扱いについて
エイチアイエス（12/25更新）
下記に該当する当社募集型企画旅行は、ツアーキャンセルもしくは解除権とさせていただきます。
［ツアーキャンセル］
対象の国・都市・地域に宿泊または観光が含まれるツアーが対象となります。
- 対象出発日：～2021年2月28日 日本出発まで
- －海外全ての国・地域
該当ツアーのお取消に関しては取消料は収受いたしません。
但し、オプショナルツアーの取消料は、原則規定通りの取り扱いとなります。
ツアーキャンセル、解除権決定前のお取消しにつきましては、規定どおり取消料を収受させていただきます。
感染拡大に注意しよう
まだまだ寒い日が続きますが、日本では感染力の強い変異種のウイルスが発見されたというニュースを聞きますので、くれぐれもご注意ください。
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