マカオ鴛鴦茶通信

マカオ在住10年の政府公認ツアーガイドが、マカオの最新観光情報をわかりやすくお伝えします。治安が良いピカピカの街マカオで、非日常体験をしてみませんか?

【随時更新】新型コロナウイルス・マカオの感染者数・防疫対策まとめ

急激に世界中に広がった新型肺炎について、マカオの現在の状況をまとめました。

旅行やお出かけの参考になれば幸いです。

今後も状況の変化に応じて更新していきます。

 

※情報は2月24日更新。1MOP(マカオパタカ)=約13.5円

1RMB(人民元)=約16円

 

 

マカオの新型肺炎感染者数まとめ

マカオ 春節 セナド広場

現在10名(内、武漢在住の旅行者7名、マカオ人3名)

 

1月22日 1名(武漢からの旅行者)

1月23日 1名(武漢からの旅行者)

1月26日 3名(武漢からの旅行者)

1月27日 2名(武漢からの旅行者)

2月2日 1名(マカオ居民)

2月4日 2名(マカオ居民)

2月23日までの新型コロナウイルス検査数は1,565例です。

 

1人目のマカオ居民は、武漢市を含む湖北省への渡航歴はありませんでした。

広東省珠海市の病院に1月10日~17日まで入院、

22日に広東省中山市の市場で家禽を購入、23日まで同市で過ごし、マカオに戻ったと報じられています。

27日にマカオ山頂病院で診察を受けましたがウイルスは検出されず、31日に病状が悪化しマカオ鏡湖病院に入院後、再検査により感染が発覚しました。

 

2人目のマカオ居民は、1月24日に1人目の感染者の自宅を訪れ4時間ほど過ごしました。

翌日から鼻水、咳、発熱の症状があったものの、体調は回復しています。

マカオ政府衛生局が濃厚接触者を追跡し、医療機関で検査を受けることを提案した結果、感染が発覚しました。

患者はしばらくマカオを離れていないと話していることから、最初の感染者の自宅を訪れた際に新型コロナウイルスに感染した可能性が高いと思われます。

 

3人目のマカオ居民は、1月25日に広州へ日帰りし、翌日から鼻水、咳、発熱などの症状がありました。

2月3日にマカオ鏡湖病院を訪れ、2月4日にマカオ山頂病院で検査の結果新型コロナウイルスの感染が発覚したものです。

 

治癒数と医療費

2月19日までに6人が治癒しています。

 

2月12日に2人全快、退院済。

  • 武漢人Aの場合
  • 16日間入院
  • 医療費25,000MOP(約34万円)

 

2月13日に1人快復、退院済。

  • 武漢人Bの場合
  • 19日間入院
  • 医療費52,000MOP(約70万円)

 

2月16日に2人回復、退院済。

  • 武漢在住親子(母39歳)の場合
  • 21日間入院
  • 医療費43,000MOP(約58万円)

 

  • 武漢在住親子(息子15歳)の場合
  • 20日間入院
  • 医療費22,000MOP(約30万円)

 

2月19日に1人回復、退院済。

  • 武漢人C(66歳男性)の場合
  • 28日間入院
  • 医療費47,000MOP(約63.5万円)

 

マカオの新型コロナウイルス防疫対策

マカオ 新型コロナウイルス 武漢肺炎

人が多く集まるイベントを中止にしたり、一部の中国本土旅客の入境禁止措置を取っている他、交通機関も一部運休しています。

また公共の場所でのマスク着用を必須にしたり、建物に入場する際は体温測定を行うなど、防疫意識が高いです。

クルーズ船からの帰国者を隔離

2月20日にクルーズ船「ウエステルダム号」に乗船していたマカオ居民2人と、

2月22日に「ダイヤモンドプリンセス号」に乗船していたマカオ居民3人が、マカオへ帰国しています。

5人は経過観察のため、コロアン島の公共衛生臨床センターで隔離中です。

マカオ外から戻ってくる外国人労働者を14日間隔離

2月20日より、中国在住でマカオに越境通勤している労働者は、国境近くの施設で14日間隔離されます。

マカオに隣接している珠海市から入境する場合は、中国側のホテルに滞在し、問題がなければ照明を得てマカオに入境できます。

ホテル代、食費、医学検査費用は合わせて10,000RMB(約16万円)を超えないということです。

もし空港等から入境する場合で、証明が提示出来ず出発地にも戻れない場合は、タイパ島のホテル(皇庭海景酒店)に14日間滞在する必要があります。

その場合の費用は、8,750MOP(約11.8万円)です。

その後労働者がマカオで働き続ける場合は、中国の自宅に戻らずマカオに住む必要があるため、住宅の賃貸価格は急激に値上がりしています。

 

2月22日 2名 タイパ島のホテルに14日間隔離中です。

 

感染多発地域からの旅行客に医学検査を実施

中国との国境関門近くと、タイパフェリーターミナルでは、陸・海・空からの便で訪れた観光客に医学検査を実施しています。

対象は中国本土の10省3市「広東省、河南省、浙江省、湖南省、安徽省、江西省、江蘇省、重慶市、山東省、四川省、黒龍江省、北京市、上海市」と韓国を、14日以内に訪れた旅客です。

マカオ居民については、毎日何度も国境の出入りを繰り返している人が対象となります。

解熱剤を服用して体温検査をすり抜けるのを防ぐため、検査には6~8時間必要です。

 

2月20日には、1,414名と381名の旅客が、2か所の検査場で医学検査を受けました。

その他、792名の旅客は検査を拒否し、中国へ戻っています。

マカオ居民は、46名が対象となりました。

8人が病院に運ばれ、その内1人がCOVID-19の検査を受けています。

 

2月21日は1,437名と337名の旅客が、2か所の検査場で医学検査を受けました。

その他、326名の旅客は検査を拒否し、中国へ戻っています。

マカオ居民は、7名が対象となりました。

 

2月22日は1,464名と535名の旅客が、2か所の検査場で医学検査を受けました。

その他、298名の旅客は検査を拒否し、中国へ戻っています。

マカオ居民は、1名が対象となりました。

湖北省からの旅客を強制隔離(全員帰国済)

1月26日より、12月1日以降にマカオに入った武漢市を含む湖北省からの旅客を、警察の協力を得て強制隔離しています。

旅客は速やかに中国本土に戻るか、旅程の終了まで隔離施設で過ごすかを選びます。

 

湖北省からの旅客・隔離状況

1月26日 1,113名

2月2日 コロアン島の青少年宿泊施設に21名(濃厚接触者19名、感染有無判断待ち2名)、

タイパ島のホテル(ポウサダ・マリーナ・インファンテ)に57名

2月5日 タイパ島のホテルに58名 

2月6日  タイパ島のホテルに59名(マカオ居民12人を含む)

2月9日 タイパ島のホテルに28名

2月11日 タイパ島のホテルに9名

2月12日 タイパ島のホテルに8名

2月14日 タイパ島のホテルに7名

2月15日 タイパ島のホテルに6名

2月16日 タイパ島のホテルに3名

2月18日 0名

湖北省在住と14日以内に湖北省に滞在した人を入境拒否

1月27日より、湖北省在住の旅客と14日以内に湖北省に滞在した人は、合法医療機関の医師が発行した「新型コロナウイルスに感染していないこと」を証明する書類を提出しなければ、マカオに入れません。

1月29日午後4時までに、520名がマカオ入りを拒否されました。

 

またカジノでは、湖北省の旅客と14日以内に湖北省に滞在した人の入場を拒否しています。

マカオ内の全カジノを半月間閉鎖(2月20日再開)

2月4日に感染が発覚したマカオ居民がカジノの従業員だったことを受け、2月5日より15日間カジノを閉鎖しました。

これを受けてギャラクシーなどのカジノリゾートでは、レストランやスパ、プールなどの短縮営業や一時休業を発表しました。

 

2月20日0時より、カジノ営業を再開することが決定。

29か所が営業を再開しました。

マカオ内、41か所全てのカジノが営業を再開するまで、30日間の猶予が与えられています。

 

カジノのこれまでの対応

  • 1月上旬 カジノ入口に体温測定装置が設置
  • 1月22日 従業員のマスク着用を義務付け
  • 1月27日 マカオ入境前14日以内に湖北省への滞在歴がある人の入場が禁止
  • 2月1日 全てのカジノ入場客にマスクの着用を義務付け
  • 2月5日 全てのカジノを15日間休業
  • 2月20日 カジノ営業再開

コタイ地区含む複数のホテルが休業(一部営業開始)

合計29軒

 

2月6日から

グランド・ハーバー・ホテル(港湾酒店)

 

2月7日から

フォーシーズンズホテル(四季酒店)

コンラッドホテル(康萊德酒店)/サンズコタイセントラル(金沙城中心)

セントレジス(瑞吉酒店)/サンズコタイセントラル(金沙城中心)

 ソフィテルホテル(十六浦索菲特大酒店)

 

2月9日から

レジェンドパレスホテル(勵宮酒店)

ロックスホテル(萊斯酒店)

※ともにマカオ半島のフィッシャーマンズ・ワーフ内

 

2月10日から

アルティラホテル(新濠鋒酒店)

 

2月14日から

MGMマカオ(美高梅酒店)

ロイヤルドラゴンホテル(御龍酒店)

 

2月15日から

The 13(澳門十三酒店) 

 

上記に加え、2つ星以下18軒が休業

 

2月20日から、7軒の3つ星~5つ星ホテルと、9軒の2つ星以下のホテルが営業を再開しました。

  • グランドハーバーホテル
  • フォーシーズンズホテルマカオ
  • ソフィテルマカオアットポンテ16
  • レジェンドパレスホテル
  • アルティラマカオ
  • MGMマカオ
  • ロイヤルドラゴンホテル

カジノリゾート内ショー・屋内施設クローズ

カジノ施設内の

  • シティ・オブ・ドリームス「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」ショー
  • シティ・オブ・ドリームス「Kid's City」
  • サンズ・コタイ・セントラル「Qube2」
  • パリジャン「Qube Kingdom」

など、ショーや子供用の屋内遊戯施設はクローズしています。

再開日は未定です。

 

2月13日から、マカオタワーの休業が決定しました。

2月20日に、マカオタワーは営業を再開しています。

バー・カラオケなど一時休業

2月5日、カジノの全面休業宣言を受け

  • バー152軒
  • ナイトクラブ(夜総会)14軒
  • カラオケ店39軒
  • サウナ35軒
  • マッサージ店42軒
  • フィットネスクラブ35軒

が一時休業となりました。

 

公共交通機関・屋内施設でマスク着用を義務化

公共の交通機関である路線バス、LRT、タクシーでは、2月3日よりマスクの着用が義務化されました。

運転手は、マスクをしてない人の乗車を拒否することができます。

 

また屋内に入るときは、どこであれ必ずマスクを着用するようお願いが掲示されています。

銀行、郵便局、ホテル、スーパーなど、全てです。

レストランのスタッフは全員マスクを着用しており、スーパーマーケットのスタッフはマスクにゴム手袋でレジ打ちをしています。

 

建物内入場の際の体温検査実施

現在はホテル、レストラン、銀行など、建物に入場する際は、全員が体温検査を受けている状況です。

任意ではありますが、みんな進んで協力をしています。

 

交通機関の減便・運休

マカオと香港や日本などの諸外国を結ぶ、海と空の便は一部が欠航しています。

 

フェリー

  • 香港の九龍(チムサーチョイ)ーマカオ(マカオ半島、タイパ)路線
  • 香港島(上環)ーマカオ(マカオ半島、タイパ)路線
  • 香港島(上環)ーマカオ(マカオ半島、タイパ)路線
  • 香港空港ーマカオ半島路線
  • 深セン空港ーマカオ半島路線
  • 深セン蛇口ーマカオ半島路線

全て運休しており、再開のめどは立っていません。

 

現在マカオと香港の往来が可能なのは、港珠澳大橋を利用した陸路のみです。

このバスは、2月8日から30~60分に1本と、大幅な減便を行います。

 

飛行機

 

武漢との直行便は運休

中国本土のその他の都市や、台湾の複数都市、ベトナム、カンボジア(プノンペン)など、2月2日から8日にかけて154便がキャンセル。

マカオと日本の成田・関空を結ぶ一部の便が、3月28日まで減便。

マカオと日本の福岡を結ぶ便が3月28日まで運休。

 

旅行会社のマカオツアー催行や、マカオ航空の運行情報について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

【新型コロナウイルス】マカオ旅行は安全?ツアー・航空会社・入国制限まとめ

 

路線バス

市民が外出を控え利用者が減っているのに応じ、1月29日より多くの路線で減便・一部路線は運休。

 

郵便局は一時休業(営業再開済)

1月24日~29日までの春節休暇を31日まで伸ばしましたが、

2月5日に、再度一時休業となりました。

現在は、営業を再開しています。

学校は全てお休み

幼稚園、小学校、中学・高校、大学は無期限の休校となりました。

香港が3月16日(月)まではお休み決定なので、この辺りまではお休みかと思います。

 

公共施設は休館(屋外施設は一部再開)

図書館や美術館・博物館、科学館などの屋内施設は、全て休館です。

屋外の公園やプレイグラウンドも、閉鎖されました。

2月20日より、屋外の公園などは6時~19時限定で開放されています。

 

春節関連イベント中止

ちょうど春節の時期でしたが、人の集まるイベントは即座に中止が決定しました。

 

  • 1月25〜26日 新年を祝う獅子舞(ライオンダンス)やドラゴンダンス、ゆるキャラのパレードやイベント中止
  • 1月27日/2月1日  花車のパレードと政府主催の花火打ち上げ中止

 

 

マカオのマスク事情は?

マカオ 新型コロナウイルス マスク

マカオでのマスクの販売状況について、まとめました。

マカオ旅行でマスクは買える?

マカオでも、薬局やドラッグストアでマスクの売り切れが続いています。

その他、消毒用アルコールやハンドソープなどの除菌グッズも、売り場から姿を消しました。

 

旅行の場合は、現地調達ができない可能性があります。

マカオに渡航する際は、日数分以上のマスクを持って行きましょう。

 

手指消毒用グッズについて

アルコール濃度70%以上の液体は、航空会社の決まりにより手荷物・預け入れに関わらず一切持ち込みができません。

海外旅行の際は、シートタイプの除菌グッズを活用しましょう。

 

マスクの転売・高値販売が行われている?

現在のところ、マカオではマスクの取り合いや買い占めなどの混乱や、悪質な高値販売・転売などは起きていません。

2月5日、購入したマスクの品質に不満を持ったマカオ居民が、マスクの在庫につばや鼻水をかけて320枚をダメにしたため逮捕されました。

 

マカオでは、在住者を対象に政府がマスクの備蓄を放出しています。

マカオ居民とブルーカード(労働ビザ)保持者は、身分証の提示で政府支給のマスクを1人10枚(8MOP、約110円)、10日に1度購入できる決まりです。

 

また中国では、悪質な高値販売や粗悪品の販売は罰されます。

マスクの価格を6倍にした北京の薬局が摘発され、約4,700万円の罰金刑を科されました。

上海では、基準を満たさない低品質のマスクを販売した薬局に、閉鎖を命じています。

 

マカオはゴーストタウンになった?

マカオ 聖ポール天主堂跡 ゴーストタウン

個人的にはそこまでとは感じませんでしたが、マカオ特区行政長官がマカオ市民に不要不急の外出を控えるよう、呼びかけています。

また春節期間中に中国を訪れた市民には、2週間外出を自粛するよう要請中です。

通常ならば春節7日間で100万人を見込む観光客が、この件で80%ほど減っているので、観光地やカジノリゾートは特に人出が少なく感じます。

 

マカオ旅行に関する情報はこちらの記事にまとめています。

【コロナウイルス新型肺炎】マカオ旅行は危険?旅行会社・航空会社・入国措置対応まとめ

どうやって新型コロナウイルスによる武漢肺炎を予防する?

マカオ 新型コロナウイルス 武漢肺炎 ラザロ教会

感染を防ぐためには、手洗い、除菌とうがいが大切です。

飛沫感染を防ぐため、外出の際はマスクをつけ眼鏡をかけて、目・鼻・口など顔を触らないようにしましょう。

 

感染症予防について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

マカオ発【新型コロナウイルス武漢原因不明肺炎】を予防する方法

 

マカオの現状を正しく理解して感染症を予防しよう!

マカオは、湖北省に次いで感染者数を増やしている広東省と陸続きであり、世界一の人口密度です。

感染の爆発・パンデミックを防ぐために、早急に様々な対策が取られています。

正しい知識と理解をもって、新型コロナウイルスによる武漢肺炎や、鳥インフルエンザなどの感染症を乗り越えましょう。