香港・マカオを始めとする広東省の人は、グルメが多いと言われます。
おいしいものはたくさんありますが、季節に合った絶品料理を楽しみたいですよね。
マカオ旅行で食べたい、温まるおすすめの冬の味覚を紹介します。
※情報は2019年12月現在のものです。1MOP＝約13.5円
火鍋（鍋料理）
日本でも人気の火鍋は、冬に人気の料理です。
色々なスープがあり、何度行っても楽しめます。
お肉や海鮮、野菜など好きな具材をアラカルトで注文すれば、自分だけのオリジナル鍋の完成です。
薬味は最初に出てきますので、取っておきましょう。
しょうゆにネギ、パクチー、トウガラシ、ごまだれ、豆板醤やブラックペッパーソースなどを好みで組み合わせて使います。
四季火鍋
「養生美容」として、薬膳の考え方で美容にいいスープを提供しています。
鶏がたっぷり入ったコラーゲン豊富な「清涼解熱椰子鶏湯底」スープ（168MOP、約2,300円）や、きのこたっぷりのヘルシーなスープ（85MOP、1,150円）などがおすすめです。
店舗情報
リスボアやスタジオシティの中にあり、利用しやすいお店です。
日本産の食材にこだわっていて、鮮度も抜群。特に黒豚の薄切りやホタテはおいしいです。
おすすめのスープと食材をセットにしたコースもあります。
予算は1人当たり4,000～5,000円です。
四季火鍋リスボア店
住所：澳門葡京酒店舊翼地下
営業時間：11:30～2:00
定休日：なし
四季火鍋スタジオシティ店
住所：新濠影滙購物大道1樓1069號
営業時間：11:00～15:00、17:30～23:00
羊腩煲（羊の鍋）
火鍋のほかに温まる羊の鍋、羊腩煲（ヨンナムボー）も冬の味覚の代表です。
北海道でもジンギスカンを食べますから、熱になりやすいんでしょうね。
柔らかくて臭みのない皮つきのラム肉と、歯ごたえの良いクワイ、旨みたっぷりの椎茸、湯葉やネギ、ショウガなどを一緒に煮込みます。
その後、レタスやほうれん草、クレソンなどの葉野菜を入れて楽しむので、野菜もたくさん取れてヘルシーです。
お好みで、腐乳という豆腐を発酵させた味噌のような風味の白っぽい調味料と、チリソースやレモングラスの細切りを少しつけて食べます。
腐乳とチリソースはどちらも味が濃いので、少しだけつけるのがポイントです。
強記秘製羊腩煲
カジュアルなセルフスタイルの屋台ですが、寒くなると行列ができるほどの人気店です。
基本の羊腩煲は小140MOP（約1,900円）、例（レギュラー）240MOP（約3,200円）、大360MOP（約4,900円）、加大（特大）460MOP（約6,200円）とサイズがあります。
1人前なら小、2～3人前なら例など、人数によって決めましょう。
基本はラム肉とベースのスープなので、これに好みでレタス、大根、揚げたタロ芋（各25MOP、約340円）、湯葉、加熱済みの豚モツや豚タン、牛ハチの巣（各30MOP、約400円）、椎茸（40MOP、約540円）などを追加します。
おすすめは野菜と湯葉です。特に大根と湯葉はスープがたっぷり染みておいしいですよ。
飲み物はコーラなどのソフトドリンク（10MOP、約140円）と瓶ビール（15MOP、約200円）があります。
もしワインや紹興酒などを持ち込みたい場合は、持ち込み料10MOP（約140円）を支払えばOKです。
店舗情報
強記秘製羊腩煲
KEONG’s Special Lamb Hot Pot
住所：草堆橫巷／新馬路關前正街街口地舖
聖ポール天主堂跡から徒歩5分ほど
営業時間：17:45～22:30 ※売り切れたら店じまい
定休日：なし ※9月～4月限定オープン
蛇羹（蛇のスープ）
滋養強壮たっぷりな蛇が、秋冬の味覚の代表格です。
「上海ガニと蛇羹（セーガン）のコース」というメニューが、多くの広東料理店で見られます。
菊の花やレモングラスの細切りを落として、ハーブの香りとともに楽しみます。
蛇！と思った方もおられるかもしれません。
私も苦手意識があり、まだ一度も食べたことがありませんでした。
今年マカオ在住10年にして初めて食べましたが、とろみのある具沢山のスープで、とってもおいしかったですよ。
蛇と知らずに、3杯もおかわりしました。
桃花源小厨（ティムズキッチン）
ミシュラン1つ星の人気店です。蛇羹（1人前180MOP、約2,450円）は旧暦の9月（およそ10月）から、旧正月までの限定で提供しています。
そのほか、皮がパリパリの唐揚げ（半羽280MOP、約3,800円）や酢豚（120MOP、約1,600円）もおすすめです。
ふかひれやツバメの巣、あわびなどの高級食材も楽しめます。
店舗情報
桃花源小厨
Tim’s Kitchen
住所：葡京酒店東翼大堂
営業時間：12:00～14:30、18:30～22:30
臘味飯（中国腸詰の釜めし）
煲仔飯と同じく土鍋で炊き上げる臘味飯（ロウメイファン）は、冬に欠かせない料理です。
臘腸（ラップチョン）と呼ばれる中国腸詰（ソーセージ）を乗せてじっくり炊いた、風味たっぷりのモチモチご飯に一度挑戦してみてはいかがですか。
臘腸は、スーパーなどでも見ることができます。まるでろうそくのようにカチコチの加工が施されている保存食品です。
熱を通すことで柔らかくなり、旨みと香りがご飯に閉じ込められます。
正直、私は苦手なんですけどね。
協成海鮮火鍋
スターワールドホテル内の火鍋のお店で、臘味飯（2～3人前158MOP、約2,100円）をいただくことができます。
火鍋は、豪華ふかひれ鍋（響螺花膠翅湯窩底、598MOP、約8,100円）や、トマトとんこつ鍋（番茄薯茸咸骨窩底、128MOP、約1,700円）、朝鮮人参や梨が入った栄養たっぷりの薬膳鍋（花旗參雪梨海底椰窩底、78MOP、約1,050円）などがおすすめです。
料金は鍋の基本スープの価格で、これに好みの具材を追加します。
ホテル内のレストランなので、ゴージャスな雰囲気です。ゆっくり食事ができ、気分が上がります。
店舗情報
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協成海鮮火鍋
住所：スターワールドホテル10階
営業時間：11:00～15:00、17:00～1:00
定休日：なし
冬は美食で温まろう！
冬ならではの、おすすめの味覚を紹介しました。
火鍋は、薬膳効果抜群の食べるだけで美人になれそうな美容鍋で、おいしく温まりましょう。
羊の鍋や蛇のスープは、期間限定なのも魅力的です。
日本では食べられない味ですから、冒険心のある方はぜひ試してみてください。
とてもおいしいですよ。
